お申し込み方法
@住所・・・・・メール、FAX、葉書又は封書で、郵便番号、住所等、確実に着くようにお書きください。
A申込先・・・〒187-0024 小平市たかの台14‐10 桜田方 小平ユネスコ協会
FAX:042-409-2501 メール kodaira@unesco.or.jp
B代金・・・・・本代2000円+送料80円=計2,080円を下記にお送り下さい。
C送り先・・・東京むさし農業協同組合 たかの台支店 普通一般 3024195
お客様番号 0003689461 コダイラユネスコキョウカイサクラダマコト
C発送・・・・・入金を確認次第 ヤマト運輸メール便にてお送りします。包装、手数料は当方で負担します。
尚、農協は銀行から、銀行同様に送金できます。念のため。
崖線
このあたりはいくつもの崖線が並行して走っており、階段状に多摩川へ降りている事を確認してください。黄緑の線が崖線です。
一番高い所にあるのが、立川面で、横田基地のある面です。この立川面の関東ローム層は、私達の住んでいる小平市と同じくらい厚く、約10mくらいあるのに、多摩川に近くなると1mとか2m、場所によっては砂利層が露出している所もあるくらいです。
上水の幅と水喰土
玉川上水の幅は、水喰土公園あたりまでは広いのです。大体倍くらいの幅があります。その代わりに深さが半分しかありません。
つまり、上水の断面積は深くても浅くても同じに作られていることと、関東ローム層が薄ければ、それを突き破ってj砂利層に達してしまう可能性は高い訳ですから、関東ローム層の厚さによって深さを変えているのは当然のことといえます。しかし、広幅の浅型と、侠幅深型と比較した場合、深い方が掘る手間がかかるわけで、土地代がかかる訳でもないのに、なぜ深型にしたのか、そこに疑問が残ります。いくつも架ける橋について,技術的か経済的な
理由があったのでしょうか。
残堀川と立川断層
立川断層は地図の上に示されておりますが、数少ない掘削点を太い線で結んでありますので、あまり細かい位置を求めても無理でだと思われます。
しかし、野川が国分寺崖線に沿っているように、残堀川も立川断層に沿っていたと考えるのには無理がありません。しかし、残堀川が普段は水のない涸れ川ですので、これは「はけ」の水に拠って川が成り立っていないことになります。
立川市の「残堀川跡」と言う表示などは、立川断層を探る手助けにはなります。
立川断層と玉川上水
玉川上水が東進してきて(多分)立川断層にぶッつかったものとおもわれます。何故そのまま直進しなかったのか。推測するに、東側(前方は断層の高い方の丘があり、これは砂利層も高くなっていて、それを下手に突破すれば、砂利層へ突入する可能性があり、水喰土のように、水が吸い込まれてしまうと考へ、南に迂回すれば高い丘が無いことが見えるので、大きく曲がったと推測できます。
国分寺崖線
「一難去って又一難」で、今度は国分寺崖線が迫ってきました。
これは中央線立川から国立を過ぎたすぐ、線路は切り通しに入りますが、これが国分寺崖線で、ここから北上し、実質的な北限が西武鉄道玉川上水駅付近に達します。
仙川水源と石神井川水源
実はこの南北1km程度の隙間が、唯一江戸へ入る入り口なのです。ここ以外はすべて川を横切らなければなりません。
玉川上水が分水嶺を通っていると言われていますが、やや東進したところから千川上水が分かれています。これは石神井川と同じように荒川水系に流れており、そして本体の玉川上水は南下していきます。
井之頭池から江戸迄の勾配
吉祥寺南口を下車して、南進、万助橋付近がこの地点です。
先ず、玉川上水がここを井之頭池より高い位置で通過できれば、江戸に水を流す勾配は何の心配も要りません。なぜなら、神田川はそこからちゃんと江戸まで流れているからです。
この項は、気づいたことを散文的に追加していきます。
何が出てくるかわかりませんが、おたのしみに。
ここにも分水嶺
最近渋谷川復活の声を聞くが
東急のビルで「ここが渋谷川ですよ」と渋谷ロータリーの友人から知らされたことがありました。そして「水源は御苑なんです」とも。
渋谷川の本流は確かに御苑らしいがのですが、文献が無く推測に過ぎなかったのですが、御苑の池が、川筋にあるのもなるごどと思えます。
別れて宇田川と「春の小川」の河骨川ですが、これは文献にあったので載せておきました。
この渋谷川水系は多摩川水系、すぐ北側には神田川の荒川水系。本当に、微妙な分水嶺を通しております。
こうやってみてみますと、多摩の中心部、羽村から三鷹まででなく、かなり執拗に分水嶺を追いかけているように見えますが、これには明確な設計意図があったようにも思えますが、いかがなものでしょうか。
得られた経験則
この地図の上だけでも、ずっと辿っていくと、彼ら(仮に清衛門達として)が工事の原則として持ち続けていた事や、経験して得られたこと等が判る様な気がします。
@最大の経験は水喰土でしょう。薄い関東ローム層をだましだまし使ってきたのですが、複雑に入り組んだ崖線を乗り越えて来たつもりでも、薄くなっていたローム層が読めなかったのでしょう。恐らく「下手に崖を突き破るな」が得られた経験則だったのでしょう。それが大曲りになったという見方は成り立ちませんか。
A川を横切るな。残堀川を除いてこれはかなり徹底しています。勿論神田川を突っ切る訳には行きませんが。それが分水嶺を探り通す結果になったのでないでしょうか。
Bもう一つは「無駄に阪を下るな」です。何とかして井之頭池に、あの高さでたどり着けば、後は何とかなる。多分項考えていたと思うのですがねえ。
上の図は扇状地の傾斜を模式的に表わしたものです。図1は横から見た立面図、図2は上から見た平面図です。赤い線は図1、図2とも水平に切った断面ですから、これを辿ればそこは水平です。まあ、水平であれば水は流れると仮定して、a点から赤線を辿ってb
点に至ったとしますと、坂を登ることなしに、分水嶺に到達することができます。
掘削のときに「崖線を上って・・」と説明してあるのは、上水が「上る、登る」のでは無く、地形そのものが右下がりになっているために、水平移動してもやがて分水嶺に到達するというわけです。
ここで、ご理解頂きたいのは、赤い線のaからbへ移動する時に、線上をa→bに移動するのは水平方向で、右に向けば下り、左に向けば上りになります。しかしこれは模式図の上の話、現場に行って即役立つ話のように簡単ではありません。扇状地を魚に例えられた方も居られましたが、決して単純な右下がりの平面でないことをご承知ください。
この上図の工事はやがて砂利層ぶっつかります。気づけば砂利層を掘り下げてローム層を貼り付ける工事を行いますが、気づかない程度の深さを通過すると悲劇です。
断層、崖線の場合がありますが、このあたりの深さでは断層も崖線も大きな違いはないでしょう。
表題を〔崖をのぼるには」にしようかと思いましたが、上水は崖を登れるわけではないので「崖の上に立つには」としました。
結局、右下の人のように崖に直接挑んでも駄目で、江戸までには僅かですが傾斜があるのですからそれを使って上図の水平線を歩く人のようにすれば、上から下に流れる水でも、ちゃんと崖の上に立てるわけです。
小平ユネスコ〔玉川上水を世界遺産に〕プロジェクト |
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地図をご覧下さい。いろんなことが見えてきます。 |
ここからは空想の世界です。 「弘法大師一夜の作」のような茫漠たる話ではなく
プレファブを突き詰めた「墨俣城」のような話を募集します。
史実が無ければ、そこが空想の羽ばたく世界です。
空想の世界を広げましょう |
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幹線道路の橋は?
今の府中街道のような幹線道路の橋はどうしたのでしょう。一時全面通行止めにして橋を架けたのでしょうか。
いやいや、それは賢い方法があるのです。先ず上水を掘る前に、位置は決まっているわけですから北岸と南岸に排水と基礎固めの為の石垣を組みます。出来上がったらそこに丸太を2〜4本渡します。まだ上水は出来ていませんから、土の上での作業です。ですから材料を運んだりするのは全く楽です。やがて、架け橋ならぬ置き橋が出来たら、大工達はもう次の仕事にかかります。後は橋の下を掘るだけ。
旦那、上水は2間にしておいて頂かないと。丸太は前後で3間要ります。3間の丸太は手に入りにくいのですよ。一つよろしくお願いしやす。
3尺の杭打ち
KODAIRA UNESCO ASSOCIATION |
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残堀川の川筋
残堀川をよく見てください。これは旧も新も同じで、明らかに分水嶺を越えて流れているのです。このことは東下がりの地形になっているために、前々項の模式図でも明らかのように、方角によっては水は分水嶺を越えるのです。この場合、見かけ上の分水嶺と言った方が良いのかもしれません。
砂利層の深さ
砂利層が浅いか深いかについて、見当がつかなかったのですが、試行錯誤の結果、いくつかの事象に注意すれば、かなりの精度で予見することが出来るようになってきました。一つは地表の凹凸を見て、地下の砂利層の凹凸を予見する方法です。
それでも、砂利層が出てくれば周囲を掘って、砂利層を掘り下げて、ローム層を貼り付ける(埋め戻す)と言う方法がとられるのですが、地下にある砂利層を見逃してしまうと、やがて土が削られると、砂利層が露出して第二第三の水喰土になってしまいます。
それで、怪しいと思う時には、3尺の杭を打ち込んで、その進み方で砂利層に当たったかどうかを看破するのです。ところが、3尺の杭を打ち込むのは中々大変で、大きなかけや(ハンマー)を振り回す力が要るので、日当が一割くらい高かったそうです。
全125頁 A4版 以上12名の先生方による玉川上水に対するご意見、想いなど。 価格2000円。 編集発行:小平ユネスコ協会。 電話:042-345-5518 |
この地図を見ておりますと、戦略的に通過しなければならない重要な意味を持つ点と、戦術的な意味で曲がる点とがあるような気がします。この玉川上水駅はその戦略点の様な気がしますが、ここで越えて置かないと南へ行けばどんどん南へもって行かれます。
例えば、作業区分、つまりいくつかの班に分けて作業を行う区切りと言うことが考えられます。縮尺がついているので、お考え頂きたいとい思います
国分寺崖線
折点 玉川上水の所々に交差する形で短い黒線を入れました。これは玉川上水が折れている場所で、何らかの意味があると思いますが、実証している訳ではありません。 しかし、もう少し踏み込んだ見解を述べさせていただきます |
大きな意味を持つ折れ点 差し当たりこれを「戦略折れ点」とさせて頂きます。 取水口から拝島駅東地点まではいくつかの崖線を乗り越えるために複雑に曲がって、上記地点で、立川面に上ります。 ここが戦略敵折れ点#1です。 次の点は西武の玉川上水駅です。ここは南から国分寺崖線がきていて、丁度崖線が無くなる所。ここが戦略的折れ点#2です。 |
次は石神井川水源と仙川 水源の中間点。ここが戦略的折れ点#3です。 次は仙川を避けて、井之頭ヘいける点が戦略的折れ点#4です。 次は井之頭池西でここが戦略的折れ点#5です。 |